紙の辞書を使って

 最近では Google翻訳という便利なツールがあり、ヨーロッパの言語間の翻訳はなかなか正確に翻訳する。だから、現在では小生も英語からフランス語やドイツ語へ訳すときにはそのツールを用いている。だか、それが正しい翻訳になるかどうかの確認は、今でも紙の辞書を多用して自分の力の許す限り実行している。 10年以上前にはこうは行かなかった。とあるイタリア語の曲 ‘STORIE DI TUTTI I GIORNI’ が気に入って内容を知りたいと思ったときには、イタリア語の入門書と辞書を買って、英語やフランス語の文法を頼りに翻訳してみた。ただ、イタリア語と日本語ではあまりにも違うので、自ら伊文英訳してみた。 イタリア語の storie は storia (女性名詞) の複数形であり、di は前置詞、tutti は形容詞 tutto (男性形) の複数形、giorni は giorno (「日」<男性名詞>)の複数形である。 ほとんどのヨーロッパ語では、名詞には「数」(単数・複数)の他に「性」(男性・中性・女性」)の区別がある。フランス語やイタリア語の場合には「男性」・「女性」の区別だけであり、ドイツ語やロシア語の場合には、「男性」・「中性」・「女性」の区別がある。因みに、古代ギリシア語やラテン語の場合にも、名詞に「男性」・「中性」・「女性」の区別がある。  冒頭の部分など少しばかり原文(冗談)と英語への拙訳(下段)を紹介すると、 Storie di tutti i giorniStories of all the days vecchi discorsi sempre da fareold tales always being told storie ferme sulle panchinestories, sitting fixed on the benches in attesa di un lieto finewaitingContinue reading “紙の辞書を使って”

この音

 塾生たちが休憩時間中にスマホで聴いている音楽は、確かに音質はクリアだが、それだけのものである。やはりある程度の大きさがある木製のスピーカーを通してアコースティックな音を聴くのが音楽の醍醐味である。 当塾には、英語のリスニング問題用にそこそこに大きなスピーカーが教室の両端に設置してある。そこに中古のCDラジカセをアンプ代わりに経由させ、デスクトップパソコンから音を流す仕組みになっている。最近まで業務用のメインPCとして使っていたパソコンに Creativek Labs の Sound Blaster Live 5.1 というサウンドボードを取り付けて、そこへ Linux のサーバーOSを移植して、さらにそこへは Yamaha の XG YMF724F-V PCI というサウンドカードを搭載した別のパソコンからスピーカー・ケーブル接続で音を送り込む仕組みになっている。(つまりは、デスクトップPC → サーバーPC → アンプ → スピーカーという順番に音声信号を送るのである。) この設定にしてから、ノイズの少ない重低音のサウンドをナチュラルな木製スピーカーを経由して聴くことができるようになった。この音こそ、小生が求めていた音である。もちろん、そのシステムを使って業務用にBGMを流したら、著作権の侵害だとして JASRAC という利権団体に多額のお金を徴収されることになる。だから、小生は日々の塾が終わってから遅い夕食をとりながらこんな曲を聴いている。

夏の嵐

ここ一週間ばかり、急にどしゃ降りの雨が降ってくる夏の嵐が吹き荒れている。塾からの帰路ずぶ濡れになった子もいて、改めて自然をコントロールできないことを実感させられた。 動画は Antonio Lucio Vivaldi の「四季」(Les Quatre Saisons) から、「夏」の第3楽章の部分の演奏である。演奏会場はパリのシテ島にあるサンシャペル (Sainte-Chapelle) という内部がステンドグラスで装飾された礼拝堂で、演奏者たちは Les Solistes Français (フランスのソリストたち) という若手の少人数グループの演奏家たちである。 実は、小生も8年ほど前にその建物で同じグループの演奏を聴いたことがある。そのときには、この楽章を演奏しているメンバーの中に弦楽器の横をステック (弓) でロックバンドのリズムセッションのように叩いている人もいて、少し現代風にアレンジされた演奏だなと感じさせられた。 【ete de quatres saisons Les Solistes Français】

夏の終わり

今日から各学校で新学期が始まり、もう夏の終わりを実感する。お盆を過ぎてから、にわかに強い雨が降る日が増えて、先週は雷が鳴ることもあった。 動画はアントニオ・ ヴィヴァルディの「四季の夏」の第3楽章、演奏者たちは les Solistes Francais (フランスのソリストたち) という少人数編成のユニットである。演奏の場所は、パリのシテ島 (Île de la Cité) にあるサン・シャペル (Sainte Chapelle) という、内部にバロック風のステンドグラスが施された建物である。小生自身も2012年にパリへ個人旅行して、この楽団による ヴィヴァルディの四季の演奏を聴いている。

BGM Station

このサイトのBGM は、クオリティが高い。十分に仕事や勉強のお供になる。塾の子供たちも以前より勉強に集中できているようだ。 小生は、デスクトップパソコンにYAMAHAの ymf724-v というサウンドボードを搭載して、そこからアンプ→スピーカーという順に音を送っている。このサウンドボードは古いものであるが、音質は抜群で、Windows7 でも Windows10 でも32ビットのOSなら使用可能である。